前編までのあらすじ
 天敵TOMAちゃんを倒し、秋のB級シングルファイナリストをめざす為、
ウイナーTシャツという付加価値をつけ。通常では戦う事のできない相手へ
ラブコールを送り、前半の5戦を終えた。
 なにが弱点で、なにが武器になるのか。スペシャリスト達のアドバイスもあり
自分のめざすべきシングルスの形が少し見えて来た。
TOMAちゃん!・・・君を倒す日はもうそこまで来ている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21世紀は私の時代だ。


11/4(土)
ダブルストーナメントが入りしばらくのごぶさたでしたが
いよいよ装いも新たに、後編が開幕した。
後編開幕第一戦は11/6(月)、温泉マークのデンタルO山さん戦だ。
おそらく自力は互角の相手だと思うが、序盤の弱点がでるようだと
思わぬワンサイドで敗れる事もあるかも知れない。
前編で学んだ事をいかし、長期戦にもっていければ
おそらく私のペースとなる事だろう。ゲーム全体を
うまくメイクできるかどうかが鍵になるという意味では
今回の戦いは進歩の度合を計るには格好の相手である事は間違いない。 

・・・デンタルO山さんデータ・・・
所属・・・コスモステニスクラブへやって来る、スクールの知り合い。
職業・・・鉄人のようながたいで親知らずを一気に抜き去る、ヘビーな
歯科医、息切れしてるインテリよりたよりになるぜ。
特技・・・体温の上昇率が早いのか冬になると頭から湯気をあげている
ショット・・・甘く入るとヘビーなショットのえじきにあう。まずはバック
へつないでその力を出させない事が鍵になるだろう。
最近は練習量がいきとどいているのか安定感も上がってきた。
とにかく序盤にペースにのせすぎない事だが、
その勢いを止める事ができるかどうかは実際やってみなけりゃ
わからない。相手も当然策を練っているはずだ。

11/6(月)
三連休の打ち込みがきいているせいか、序盤からショットが
安定していた。むしろ序盤をふかしまくっていたのは対戦相手の
デンタルO山さんの方であった。
これはまずいと思うところも肝心な所でふかしてくれるので
対戦相手はひじょーに楽だ。いつもはこの逆をやっている訳だから
TOMAちゃんなどは楽に決まっている。
逆の経験をするのもその真理がわかって勉強になる。
とにかく後編第一戦は絶好調のすべり出しとなった。

11/7(火)
コスモステニススクールへいくとショッキングな事に出会ってしまう
私の年間目標であったB級シングルへ、あのサタデーナイツ代表の
TAKAさんが申し込んでいるではないか。同じ日に行なわれる
東部オープンシングルという言葉ではなく間違いなくB級シングル
といっていた。なぜ!・・といいたかったが
申し込んでしまった以上しかたない。・・・・・・・・

別ブロックになってくれる事を祈るだけだ。

11/13(月)
デンタルO山さんにお願いして、今週も練習として打ってもらった。
威力はあるのだが、私としてはそのスピードがなぜかちょうどいいのだ
前編の首位を走るTAKAさんやスペシャリストK元さんのサーブや
ストロークは決してするどくはないのだがなぜか打ちにくい。
その極意がまだよくわからない。
でももっとわからないのはこのコーナーの助演男優賞となっている
天敵TOMAちゃんだ。
正直いってTOMAちゃんのサーブは全くどうて事ないし
ストロークもボレーも全然打ちやすくてどうて事ないのに
しかもラブゲームでとられる訳でもなく全然脅威でなくて
いつでも勝てそうな気がするのになぜか結果は
イメージと全く違うワンサイドだ。

そんな事で悩みながらも次の相手は開発NO,10で出て来る
自作シングルスポールの作者、大Kさんだ。
大Kさんには先日のスポーツ祭 団体戦のシングル対決で
ロッコロ負けの屈辱を味あわされている。
二日酔いとアップ不足で負けたのか、
実力だったのかは大Kさんの試合をみた事がないので
全くわからないが、今回大Kさんからゲームがとれれば
そのゲーム分が二日酔いの答えという事になる。
とにかく後編第二戦にしてまたまた強敵との対戦となっている。
序盤の入りに集中して自らの弱点を乗り越えたい。

11/21(火)
雨で流れ、間があいてしまったが第7戦が行われた。
昨夜の大雨の残骸がコートわきに残る夜であったが、
うそのように風もなくなり、寒からず暑からず
コートの湿っているのを除けば理想的テニス日和である。
いよいよあのスポーツ祭団体戦ロッコロ負けのリベンジを
果たす日がやってきた。
コンディションの整え方でどれだけ結果が違うかという教訓になる一戦だ。
しかし残念ながら打ち込みは少し不足している。
序盤の入りに注意して丹念につないでいると、
本日の対戦相手の大Kさんがスポーツ祭団体戦の時の逆の事をやりはじめ
序盤のショットをふかし始めた。
いけるところまでこれでもっていこうと考え、あえて
鋭角リターンや松本ヒロミスペシャルは温存し、
めずらしく出足3ゲームを連取する。
しかしここでアップがいきとどきはじめた大Kさんの巻き返しがはじまり
4-4までつめられる。運命をわけたのは時間もおしてきた。
第9ゲームであった。デュースとアドバンテージを何度くりかえしたろうか?
絶対ゆずれないワンポイントをめぐり長い苦しいポイントであった。
何度頭をやはりだめかという言葉がよぎっただろうか。
そのたびに"いや、ここまできたら勝とうとする意識のつよいものが
勝つのだといいきかせ絶対リベンジをイメージし、
ついにこちらのアドバンテージがめぐってきた。
とうとう大Kさんのショットがサイドラインを割り、
5-4とすると第10ゲームも連取し、
ロッコロの汚名を鮮やかに一掃した。
私に有利だったのは時間がなかったので第10ゲームを
最終ゲームとしたところで私の負けはなくなったという事がある。
まあいろいろな条件と時の流れにうまくのったという事があるにしても
まちがいなくあのロッコロは二日酔いが大きく影響していたという事は
確実に証明でき、コンディション次第で結果は大きく変わるのだから
コンディションの調整の重要さを改めて痛感した。
しかし、新たなる問題は、序盤の入りを丹念にいくと
後半も打てなくなってしまう事だ。
とくにせっているゲームになると顕著にその状態が現れる。
総合的に考えるとやはり試合当日に照準をあわせ
うまく打ち込みを仕上げて行く事だろう。
理由はともかく後編も前編に続き開幕2連勝となる。
緊迫したいいゲームでした。大Kさん、またよろしくお願いします!

大Kさんとは?
職業・・・自宅が建設会社という、根っからの職人。
プレイスタイル・・・主にサーブを中心にくみたててくるスタイルをとっている。
ときおりみせるドロップショットもあるがあまり効果はない。
しかしドロップとドロップのイメージから打ち込んでくるような
トリッキーさをみにつければ結構相手は苦しめられそうだ。
サーブ・・・しっかりと体重をのせまき込んで来るファーストを使っている為、
威力がありながら確率のいいファーストに仕上がっている。
ただ、このファーストの確率があがらないと私のようなものにも
互角の戦いをしいられてしまうようだ。おそらくアップに時間がかかる
私と同じようなタイプなのだろう。したがってあのスポーツ祭のときは
私とシングル戦の直前までダブルスを戦っていたのが快調な仕上がりを
みせていたのだと推測できる。
実力はあるので仕上げ方次第では大物も食える正統派とみている。

大Kさん、次はB級シングルファイナルで対戦しよう!
しかし8.1.8のTAKAさんがいるからな〜

11/23(木)
コロ負けした大Kさんに鮮やかなリベンジを果たし、
ほのかな自信をつけてきたこの日、天敵TOMAちゃんと
1セットマッチをやるがなんの進歩もなかったかのように
コロ負けの屈辱を味あわされてしまう。
結局理屈だけがめぐっていて、実際はなにも進歩してなかったのか?
今から有明の森をめざすことはありえないが、
テニスをやっている以上、同じテニス仲間から一目おかれる存在に
ならなければ、趣味といってもおもしろくない。
社会的立場がえらくちがうもの同志でもテニスをしてる時は
テニスがうまい人のほうがその土俵では発言権がある。
きょうほど天敵TOMAちゃんを絶対に倒したいと思った日はなかった。
TOMAちゃん! きみを倒すまではテニスをやめる訳にはいかない!
結局ダブルスとシングルスでプレーがぜんぜんかわるようでは
自分の特徴がまだシングルスに繁栄されてないのだ。
たしかにちがうことはたしかだが、極端にシングルス用とダブルス用と
わけるのではなく。ダブルスのショットのイメージで
シングルスでもつかえるように点と点を線にする事が大切だ。
熱海団体戦の時に、メンバーのつかちゃんが
軟式ストロークと硬式ストロークではちがうのだが
それを同じイメージにするのが最初はむずかしかったといっていた。
しかし、彼はその点と点を線にした事により、
逆に硬式陣の予想もつかないような独特の
ふつうのフォアストロークが常にウイニングショットになる
必殺のつかちゃんショットをあみだしてしまったのだ。
かつてスキーヤーだった私はボードを初めて滑った時、
同じ雪の上をすべる事なのにこんなに違うのかとショックをうけた。
しかしいつしか知らないうちに私は点と点を線にしていた。
点の集まりが線なのだから、一機に点と点を線にする事はできないが
点として残してきた事は経験としてまちがいなく会得している。

12/10(日)
ミレニアム10番も消化しないうちにあの運命のB級シングルスが
やってきてしまった。しかし実際には結構の強剛が参加している上に
その強剛じたいが1回戦でコロコロと敗れているのをみると、
一般トーナメントと同じイメージでみてもいいところだろう。
8:30定刻となりいよいよこのコーナーのメインとなっている
延々と綴り続けた結論となる大会のゴングが鳴った。
そしてこれがミレニアム第8戦となる(ちょっと強引なこじつけだけど)
対戦相手は謎の高校生だ。ラケットをもっている手をみると
レフティーではないか。うーやりにくいという気はしたが、
とにかくワンポイントづつ丹念に行く。
出足2ゲームを快調にゲットし、いいかんじだったが
ここから謎の高校生はアップがいきとどきよっしゃの声を連発しはじめる。
ボレーにではじめ2-2となるポイントを決めるとイエーとまでいっている。
第5ゲームも流れは止まらず、快調なボレーとダンクスマッシュの
えじきに会う。とおのいて行く気持ちの中で20世紀のテニスが
これで終わってしまうのか?どうすればいいんだ?
そして考えたのがはなからボレーグリップでかたっぱしから
ロブ作戦に出た。意外というか異常に効果があり
ちょうど太陽がまうしろになる天の見方もついて
きがついてみれば4ゲーム連取の6-3で謎の高校生を敗っていた。


そして11:00となり2回戦、ミレニアム第9戦となった。
ここを勝てば20世紀のテニスがクリスマスイブまでもちこせる。
ワンポイントづつ集中して第1ゲームをキープする。
第2ゲーム相手のMさんがダブルフォルトを連発し0-40となる。
これで出足を連取すればがぜん有利となるはずだったが
目にみえない魔物がここで現れてしまった。
結局ここをブレイクしていなかった事が最後までひびいてしまい。
きのうのナイターまで快調だったファーストサーブも
たのみのウイニングショットの松本スペシャルもふかしまくり
最後までみだれを修正できず3-6で敗れ
20世紀のトーナメントが終わってしまった。
あこがれるものにはいつも手がとどかない
追えば追う程逃げていってしまう。
今迄の私の人生そのものを物語っているようなわずかな1試合だった。


しかしまだあとひとつだけやり残した事がある。
B級シングルスは終わってしまったが、最後に天敵TOMAちゃんとの
ミレニアム第10戦によってエンディングとなるのだ。
TOMAちゃん! ここまできたらいじで倒したる。
21世紀のこやしとするのだ。

12/24(日)
ミレニアムランキング1位のTAKAさんもクリスマスイブ決戦ではベスト8
止まりだったらしい。昨日は忘年会で不調だったらしいが
B級シングルのファイナリストになる事はまだまだ遠い道のりだった。

クリスマスイブという事もあってテニスの参加者も少ない事を予測して
TOMAちゃんとのミレニアム第10戦を戦える事を予定していたが、
テニスを恋人にしている患者は私だけではなく、
メンバーのほとんどがコートに集まっていた。

冬至を越えたとはいえ4時半を越えるとさすがにこの季節は少し暗くなってくる。
年間のテニスもきょうが最後となっている。
20世紀最後の4ゲーム先取マッチがコールされた。
ただの練習ゲームの中の一戦ではあるが
20世紀の有終の美を飾り、21世紀へ希望をつなぐためにも
負けられない一戦となり、意識の高いゲームとなった。
そしてこれがミレニアム第10戦である事はあのTOMAちゃんからコールされた。
ペアを組むのは天敵TOMAちゃん。そして、相手はチームパルの
ゴールデンペアTプロとマッケンローM藤氏だ。
・・・・・
練習ゲームにしてはめずらしくほのかな緊張感につつまれた緊迫した感覚の中、
私とTOMAちゃんはトントン拍子にゲーム奪取し、
3-0とリードする。次は私のサービスゲームであった。
そしてついに20世紀最後のチャンピオンシップポイントがやってきた。
長い事テニスをやってきた。いろいろくやしい日もあったし
歓喜に震える日もあった。私の最後のフラットサーブは見事にTプロの
センターバックサイドをつき かろうじてあわせたプロのリターンは完全にくいこまれた
ふわふわのロブとなった。20世紀に私はこのロブを何度ふかしまくったろうか?
しかしそんな不安は次の瞬間、私の頭の中から消えていた。
ネットのむこうに無限に広がる21世紀のコートが私の目の中に確かに映った。
そしてイメージは昨年の暮れ、B級シングルであの勝てないとあきらめていた
U野山氏をタイブーク9-7で敗った最後のこんしんのスマッシュが鮮やかによみがえった。
時速350キロのミレニアムスマッシュが七色の軌跡を描いてゴールデンペアを
引き裂く様にセンターを突き抜けていった。
20世紀よ! ほんとおにありがとう!
TOMAちゃんは倒せなかったが、多くの仲間にあえるテニスが
私の宝です。

おしまい。


ミレニアム対戦表(上位5名)

NAME

スコア

得失差

G取率

1

TAKA

●9-2

7

8.1.8

2

K元

●9-3

6

7.5.0

3

M

●6-3

3

6.6.6

4

NAKA

○5-6

-1

4.5.4

5

大K

○4-6

-2

4.4.4